蓼クワス虫も好き好き
ちょっと前にクワスを作りました。
クワスとは
クワスは、東欧の伝統的な微炭酸の微アルコール性飲料。キエフ大公国時代から知られ、現在はウクライナ、ベラルーシ、ロシアなどで好まれている。
クワスはライ麦と麦芽を発酵させて作る。各家庭においてはライ麦パンと酵母を原料として手軽に作られる。クワスをパン種として、パン生地を練って、ライ麦パンを焼くこともある。 ロシアではクワスは夏の風物詩とされている。
です。
平たく言えばロシヤで昔から飲まれてきた炭酸ジュースみたいなもんですね。度数1%はジュース。
このクワス、本場ロシアではその辺の街頭で売られてるレモネード的飲み物らしいんだけど、日本ではついぞ見かけたこともないし、ロシア料理店でも置いてあるとこを見た記憶がない。なら自作すればいいジャンって感じなんだけど発酵とか諸々めんどそうで長らく敬遠していた。
一方で、だいぶ前からamazonに『インスタントクワスの素』なるものが出品されているのをチェックしていた。発見した時には売り切れてたのでいつ入荷するか虎視眈々と狙っていたわけだが、先日ふと見直していたら入荷していたので即・購入。
インスタントクワスの作り方
①水を入れて数時間放置
②さらに1日放置
こんなところです。蓋を閉めてると炭酸が抜けないらしい。
んで作ったのはこんな感じ。
なんか汚ねえよ!って感じだけど許して下さい。発酵させてンだから!
1日置いたクワスの見た目は発酵してるとは思えないほど無表情な暗黒物質だった。巷で作ってたやつらが言うような発酵のブクブクも確認できなかったのでアレ、失敗した……?ってすごい不安になってしまった。発酵は暖かい時期の方が進むらしく、9月ぐらいの涼しい時期に作ったのも時期ミスったかなあとか考えてしまったが、よく見たら底の方から炭酸の泡がシュワシュワワしてたので大方これが発酵であろうと自分に言い聞かせた。写真の容器下部に見える白い泡みたいなのがそれで、そこには沈殿物が溜まってます。
さて完走した感想ですが、今まで飲んだことがない味だと思いました。本当にそう表現するしかない味っていうか、砂糖は入ってるので甘みは十分にあるんですよね。だけど味がなんとも不思議というか、同じ発酵食品だからかちょっとコンブチャに風味が似てる気もする。
結論を言えば資本主義者の作る堕落したコカ・コーラに駆逐されるのもさもありなんという感じ。とはいえナチュラルではあるし、発酵過程のワクワク感が楽しいので一回ぐらいは作ってみてもいいんじゃないでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/dp/B01NCU2VO0